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高楼弾琴

一  魏の大陣容はととのった。  辛毘、あざなは佐治、これは潁州陽翟の生れ、大才の聞え夙にたかく、いまや魏主曹叡の軍師として、つねに帝座まぢかく奉侍している。  孫礼、字は徳達は、護軍の大将として早くより戦場にある曹真の大軍...

五丈原の巻 本文 三国志
7ヶ月 ago
陣前公用の美酒

一  四川の巴西、下弁地方は、いまやみなぎる戦気に、雲は風をはらみ、鳥獣も声をひそめていた。  魏兵五万は、漢中から積極的に蜀の境へ出、その辺の嶮岨に、霧のごとく密集して、 「寸土も侵させるか」と、物々しくも嘯いていた。 ...

本文 三国志 遠南の巻
7ヶ月 ago
溯巻く黄河

一  槍の先に、何やら白い布をくくりつけ、それを振りながらまっしぐらに駈けてくる敵将を見、曹操の兵は、 「待てっ、何者だ」と、たちまち捕えて、姓名や目的を詰問した。 「わしは、曹丞相の旧友だ。南陽の許攸といえば、きっと覚えて...

孔明の巻 本文 三国志
7ヶ月 ago
趙子龍

一  夏侯淵の首を獲たことは、なんといっても老黄忠が一代の誉れといってよい。  彼はそれを携えて葭萌関にある玄徳にまみえ、さすがに喜悦の色をつつみきれず、 「ご一見を」と、見参に供えた。  玄徳がその功を称揚してやまない...

本文 三国志 遠南の巻
7ヶ月 ago
二次出師表

一  蜀呉の同盟はここしばらく何の変更も見せていない。  孔明が南蛮に遠征する以前、魏の曹丕が大船艦を建造して呉への侵寇を企てた以前において、かの鄧芝を使いとして、呉に修交を求め、呉も張蘊を答礼によこして、それを機会にむすばれた...

五丈原の巻 本文 三国志
7ヶ月 ago
建艦総力

一  魏ではこのところ、ふたりの重臣を相次いで失った。大司馬曹仁と謀士賈詡の病死である。いずれも大きな国家的損失であった。 「呉が蜀と同盟を結びました」  折も折、侍中辛毘からこう聞かされたとき、皇帝曹丕は、 「まちがい...

出師の巻 本文 三国志
7ヶ月 ago
十面埋伏

一  袁紹はわずか八百騎ほどの味方に守られて、辛くも黎陽まで逃げのびてきたが、味方の聯絡はズタズタに断ち切られてしまい、これから西すべきか東すべきか、その方途にさえ迷ってしまった。  黎山の麓に寝た夜の明け方ごろである。  ...

孔明の巻 本文 三国志
7ヶ月 ago
老将の功

一  郭淮の進言に面目をとどめた張郃は、この一戦にすべての汚名を払拭せんものと、意気も新たに、五千余騎を従えて、葭萌関に馬を進めた。  この関を守るは、蜀の孟達、霍峻の両大将であった。  張郃軍あらためて攻めきたるの報を得て...

本文 三国志 遠南の巻
7ヶ月 ago
泥魚

一  途中、しかも久しぶりに都へかえる凱旋の途中だったが――曹操はたちどころに方針を決し、 「曹洪は、黄河にのこれ。予は、これより直ちに、汝南へむかって、玄徳の首を、この鞍に結いつけて都へ還ろう」と、いった。  一部をとどめ...

孔明の巻 本文 三国志
7ヶ月 ago
丞相旗

一  その頃、北海(山東省・寿光県)の太守孔融は、将軍に任命されて、都に逗留していたが、河北の大軍が、黎陽まで進出してきたと聞いて、すぐさま相府に馳けつけ、曹操に謁して、こう直言した。 「袁紹とは決して軽々しく戦えません。多少は...

臣道の巻 本文 三国志
7ヶ月 ago
敗将

一  張飛の軍勢はすさまじい勢いで進撃した。魏延、雷同を両翼とした態勢もよかったのだ。逃げ足立った敵を追いまくり、切りふせ、蹴ちらして、凱歌は到るところにあがった。  張郃が自信満々に構えた三ヵ所の陣は、またたく間に打ち破られ、...

本文 三国志 遠南の巻
7ヶ月 ago