Search Results

New Word
舌戦

一  長江千里、夜が明けても日が暮れても、江岸の風景は何の変化もない。水は黄色く、ただ滔々淙々と舷を洗う音のみ耳につく。  船は夜昼なく、呉の北端、柴桑郡をさして下っている。――その途中、魯粛はひそかにこう考えた。 「痩せて...

本文 三国志 赤壁の巻
7ヶ月 ago
転戦

一  それより前に、関羽は、玄徳の書をたずさえて、幽州涿郡(河北省・涿県)の大守劉焉のもとへ使いしていた。  太守劉焉は、何事かと、関羽を城館に入れて、庁堂で接見した。  関羽は、礼をほどこして後、 「太守には今、士を四...

本文 桃園の巻 三国志
7ヶ月 ago
御林の火

一  街は戸ごとに燈火をつらね、諸門の陣々も篝に染まり、人の寄るところ、家のあるところ、五彩の燈にいろどられているため、こよい正月十五日の夜、天上一輪の月は、なおさら美しく見えた。  王必の営中では、宵の口から酒宴がひらかれ、将...

本文 三国志 遠南の巻
7ヶ月 ago
洛陽落日賦

一  味方の大捷に、曹操をはじめ、十八ヵ国の諸侯は本陣に雲集して、よろこびを動揺めかせていた。  そのうちに、討取った敵の首級何万を検し大坑へ葬った。 「この何万の首のうちに、一つの呂布の首がないのだけは、遺憾だな」  ...

群星の巻 本文 三国志
7ヶ月 ago
花嫁

一 「このまま踏み止まっていたら、玄徳はさておいて、呂布が、違約の敵と名乗って、総勢で攻めてくるにちがいない」  紀霊は、呂布を恐れた。  何だか呂布に一ぱい喰わされた気もするが、彼の太い神経には、まったく圧服されてしまった...

本文 草莽の巻 三国志
7ヶ月 ago
虎牢関

一  ――華雄討たれたり  ――華雄軍崩れたり  敗報の早馬は、洛陽をおどろかせた。李粛は、仰天して、董相国に急を告げた。董卓も、色を失っていた。 「味方は、どう崩れたのだ」 「汜水関に逃げ帰っています」 「関を...

群星の巻 本文 三国志
7ヶ月 ago
偽忠狼心

一  曹操を搦めよ。  布令は、州郡諸地方へ飛んだ。  その迅速を競って。  一方――  洛陽の都をあとに、黄馬に鞭をつづけ、日夜をわかたず、南へ南へと風の如く逃げてきた曹操は、早くも中牟県(河南省中牟・開封―鄭州の...

群星の巻 本文 三国志
7ヶ月 ago