Search Results

New Word
立つ鳥の声

一  次の日の朝まだき。  徐庶は小鳥の声とともに邸を出ていた。ゆうべは夜もすがら寝もやらずに明かしたらしい瞼である。今朝、新野の城門を通った者では、彼が一番早かった。 「単福ではないか。いつにない早い出仕。何事が起ったのか...

孔明の巻 本文 三国志
2 days ago
立春大吉

一  年はついに暮れてしまった。  あくれば建安十三年。  新野の居城に、歳暮や歳旦を迎えているまも、一日とて孔明を思わぬ日のない玄徳は、立春の祭事がすむと、卜者に命じて吉日をえらばせ、三日の潔斎をして身をきよめた。  ...

孔明の巻 本文 三国志
2 days ago
陣中戯言なし

一  その後すぐ呉の諜報機関は、蔡瑁、張允の二将が曹操に殺されて、敵の水軍司令部は、すっかり首脳部を入れ替えたという事実を知った。  周瑜は、それを聞いて、 「どうだ、おれの計略は、名人が弓を引いて、翊ける鳥を射的てたように...

本文 三国志 赤壁の巻
2 days ago
孔明を訪う

一  徐庶に別れて後、玄徳は一時、なんとなく空虚だった。  茫然と、幾日かを過したが、 「そうだ。孔明。――彼が別れる際に云いのこした孔明を訪ねてみよう」  と、側臣を集めて、急に、そのことについて、人々の意見を徴してい...

孔明の巻 本文 三国志
2 days ago
太公望

人名 三国志
8 days ago