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雷鼓

一  実に、とんでもない漢を、推薦してしまったというほかはない。人の推挙などというものは、うっかりできないものである――と、ひとり恐れ悔いて、当惑の色ありありと見えたのは、禰衡を推挙した孔融であった。  その日、そのせいか、孔融...

臣道の巻 本文 三国志
3 days ago
奇舌学人

一  劉岱、王忠は、やがて許都へたち還ると、すぐ曹操にまみえて、こう伏答した。 「玄徳にはなんの野心もありません。ひたすら朝廷をうやまい、丞相にも服しております。のみならず土地の民望は篤く、よく将士を用い、敵のわれわれに対してす...

臣道の巻 本文 三国志
3 days ago
孟徳新書

一 「ここは奥書院、俗吏は出入りしませんから、しばし静談しましょう。さあ、お着席ください」  楊修は、張松へ座をすすめ、自ら茶を煮て、遠来の労を慰めた。 「蜀道は天下の嶮岨とうけたまわる。都まで来るには、ひとかたならぬご辛苦...

本文 望蜀の巻 三国志
3 days ago
許都と荊州

一 「ここに一計がないでもありません」  と、孔明は声をはばかって、ささやいた。 「国主の劉表は病重く、近頃の容態はどうやら危篤のようです。これは天が君に幸いするものでなくてなんでしょう。よろしく荊州を借りて、万策をお計りあ...

本文 三国志 赤壁の巻
3 days ago
太医吉平

一  そのむかし、まだ洛陽の一皇宮警吏にすぎなかった頃、曹操という白面の青年から、おれの将来を卜してくれといわれて、 「おまえは治世の能臣だが、また乱世の奸雄だ」  と予言したのは、洛陽の名士許子将という人相観だった。 ...

臣道の巻 本文 三国志
3 days ago
鸚鵡州

一  禰衡が江夏へ遊びに行っている間に、曹操の敵たる袁紹のほうからも、国使を差向けて、友好を求めてきた。  荊州は両国からひッぱり凧になったわけである。いずれを選ぶも劉表の胸ひとつにある。こうなると劉表は慾目に迷って、かえって大...

臣道の巻 本文 三国志
3 days ago
禰衡

人名 三国志
9 days ago