冒頭 辛未(かのとひつじ)とは、十干十二支による干支の組み合わせの一つで、十干の「辛」と十二支の「未」を合わせた呼称です。吉川英治『三国志』では「初平三年の辛未《かのとひつじ》、十一月七日の夜だった」といった形で、出来事の年代...
一 旋風のあった翌日である。 襄陽城の内で、蒯良は、劉表のまえに出て、ひそかに進言していた。 「きのうの天変は凡事ではありません。お気づきになりましたか」 「ムム。あの狂風か」 「昼の狂風も狂風ですが、夜に入って...