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陳大夫

一  酒宴のうちに、曹操は、陳登の人間を量り、陳登は、曹操の心をさぐっていた。  陳登は、曹操にささやいた。 「呂布は元来、豺狼のような性質で、武勇こそ立ち優っていますが、真実の提携はできない人物です。――こういったら丞相は...

本文 草莽の巻 三国志
2 days ago
仲秋荒天

一 「袁術先生、予のてがみを読んで、どんな顔をしたろう」  淮南の使いを追い返したあとで、孫策はひとりおかしがっていた。  しかし、また一方、 「かならず怒り立って、攻め襲うて来るにちがいない」  とも思われたので、...

本文 草莽の巻 三国志
2 days ago
火星と金星

一  曹操は、さらにこう奏上して、帝に誓った。 「生を国土にうけ、生を国恩に報ぜんとは、臣が日頃から抱いていた志です。今日、選ばれて、殿階の下に召され、大命を拝受するとは、本望これに越したことはありません。――不肖、旗下の精兵二...

本文 草莽の巻 三国志
2 days ago
増長冠

一  下邳は徐州から東方の山地で、寄手第六軍の大将韓暹は、ここから徐州へ通じる道を抑え、司令部を山中の嘯松寺において、総攻撃の日を待っている。  もちろん、街道の交通は止まっている。野にも部落にも兵が満ちていた。  ――けれ...

本文 草莽の巻 三国志
2 days ago
両虎競食の計

一  楊奉の部下が、 「徐晃が今、自分の幕舎へ、敵方の者をひき入れて何か密談しています」  と、彼の耳へ密告した。  楊奉は、たちまち疑って、 「引っ捕えて糺せ」と、数十騎を向けて、徐晃の幕舎をつつみかけた。すると、...

本文 草莽の巻 三国志
2 days ago
緑林の宮

一  楊奉の部下に、徐晃、字を公明と称ぶ勇士がある。  栗色の駿馬に乗り、大斧をふりかぶって、郭汜の人数を蹴ちらして来た。それに当る者は、ほとんど血煙と化して、満足な形骸も止めなかった。  郭汜の手勢を潰滅してしまうと楊奉は...

本文 草莽の巻 三国志
2 days ago
韓暹

人名 三国志
9 days ago