和子

人名三国志

No content available.

「和子」の基本情報

総登場回数

8回

活動期間

4巻にわたって登場

初回登場

臣道の巻

最終登場

出師の巻

最も活躍した巻

赤壁の巻（5回登場）

「和子」登場回数

合計: 8回

最高: 5回 | 平均: 0.8回

「和子」が登場する場面

5件

大歩す臣道

　番兵が秘扉をひらいて、彼を簾外へいざなうと、玄徳の妻室甘夫人と、側室の糜夫人は、。「オオ、関将軍か」と、幼児の手をひいてまろび出てきた。「和子さまにも、おふた方にも、おつつがなくお在せられましたか」。　関羽は、階をへだてて平伏し、二夫人の無事をながめた安心やら……こもごもな感慨につつまれて、しばらくは面も上げなかった。　糜夫人は涙ながら、。

臣道の巻本文三国志

宝剣

なかば兵火に焼かれたあばら家が、裏の墻と納屋とを残して焦げていた。馬をおりて、そこかしこを見まわしていると、破墻の陰で、幼児の泣き声がした。「おうっ、和子様っ」。　彼の声に、枯草をかぶって潜んでいた貴夫人は、児を抱いたまま逃げ走ろうとした。しかし身に深傷を負っているとみえて、すぐばたりと仆れた。

本文三国志赤壁の巻

成都鳴動

ではいつか居眠って、夢でもみていたのだろう」。　玄徳もようやくわれに返ったような笑顔を燭に見せた。そして和子たちを呼んで妃と共にしばらく興じていたが、やがて寝所に入った。　ところがその夜の明け方、彼はまたも、宵にみた夢と同じ夢を見た。　夢の中には、一痕の月があった。

出師の巻本文三国志

長坂橋

初めのほどは火のつくように泣き叫んでおられましたが、もう泣くお力もなくなったものとみえまする。……ただ残念なのは糜夫人のご最期です。身に深傷を負うて、お歩きもできないので、それがしの馬をおすすめ申しましたが、否とよ、和子を護ってたもれと、ひと声、仰せられながら、古井戸に身を投げてお果て遊ばしました」。「ああ、阿斗に代って、糜は死んだか」。「井には、枯れ草や墻を投げ入れて、ご死骸を隠して参りました。

本文三国志赤壁の巻

鴛鴦陣

「誰か」と、たずねた。　玄徳が、これはわが家臣、常山の趙子龍と答えると、母公はまた、。「では、当陽の戦いに、長坂で和子の阿斗を救ったというあの名誉の武将か」と、いった。「そうです」とうなずくと、母公は、彼に酒を賜えとすすめた。趙雲は拝謝して杯をいただきながら、玄徳の耳へ、そっとささやいた。

本文望蜀の巻三国志

「和子」を全て検索