左慈とは？ | 三国志の用語解説

総登場回数

38回

活動期間

1巻にわたって登場

初回登場

図南の巻

最終登場

図南の巻

最も活躍した巻

図南の巻（38回登場）

合計: 38回

最高: 38回 | 平均: 3.8回

3件

　別れ際に、人夫の宰領が、老人に素性をたずねた。老人は、答えていう。「わしは、魏王曹操とは、同郷の友で、左慈、字を玄放といい、道号は、烏角先生とも呼ばれておる。曹操に会ったら、話してごらん。覚えているかもしれないから」。

何か妖者の気でも祟っているのではないか。そのへんのことをひとつ」。　と、彼は近頃しきりに気になっている左慈の事件を仔細にはなした。　すると管輅はなお笑って、。「それはみな世にいう幻術というものです。

眼のせいか、気のせいかと、怪しんだのであろう。　ところへ、各人の卓へ、庖人が魚の鱠を供えた。左慈は、一眄して、。「魏王が一代のご馳走といってもいいこの大宴に、名も知れぬ魚の料理とは、貧弱ではないか。大王、なぜ松江の鱸をお取り寄せにならなかったか」。