従事
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「君は今、何しているか」 。 曹操に訊かれると、陳宮は、すこし間が悪そうに、 。「東郡の従事という小役人を勤めています」と、答えた。 すると曹操は、皮肉な笑みをたたえながら、早くも相手の来意を読んでいた。「じゃあ、徐州の陶謙とは親しい間がらとみえるね。
「譙県の生れで、許褚といい、字は仲康という者です。これといって今日まで、人に語るほどの経歴は何もありません。――なぜ山寨に住んでいたかといえば、この地方の賊害に災いされて、わたくしどもは安らかに耕農に従事していられないのみか、食は奪われ、生命も常に危険にさらされています。――でついに一村の老幼や一族をひきつれ山に砦を構えて賊に反抗していたわけです」 。 許褚は、そう告げてから、その間にはこんなこともあったと苦心を話した。
「済陰定陶(山東省)の生れで董昭字は公仁と申します」 。「ホ、やはり山東の産か」 。「以前は、袁紹の従事として仕えていましたが、天子のご還幸を聞いて、洛陽へ馳せのぼり、菲才をもって、朝に出仕いたしております」 。「いや、不躾なことを、つい根掘り葉掘り。おゆるしあれ」 。
曹操についたほうがよいか、袁紹の求めに従ったほうが利か。」 。 従事中郎将の韓嵩は、群臣を代表して、つつしんで答えた。「要するに、その大方針は、あなたのお胸から先に決めなければなりますまい。もしあなたに天下のお望みがあるなら曹操に従うべきです。
それから老翁はことごとく関羽に心服して自分の小斎に招き、身の上などうちあけた。この老翁は胡華といって、桓帝のころ議郎まで勤めたことのある隠士だった。「わしの愚息は、胡班といって、いま滎陽の太守王植の従事官をしています。やがてその道もお通りになるでしょうから、ぜひ訪ねてやってください」と、自分の息子へ、紹介状をしたためて、あくる朝、二夫人の車が立つ折、関羽の手にそれを渡していた。
「いささか、小宴を設けて、将軍の旅愁をおなぐさめいたしたいと、主人王植が申されますが」 。 と、迎えがきたが、関羽は、二夫人のお側を一刻も離れるわけにはゆかないと、断って、士卒とともに、馬に秣糧を飼っていた。 王植は、むしろよろこんで、従事胡班をよんで、ひそかに、謀計をさずけた。「心得て候」とばかり、胡班はただちに、千余騎をうながして、夜も二更の頃おい、関羽の客舎をひそやかに遠巻きにした。 そして寝しずまる頃を待ち、客舎のまわりに投げ炬火をたくさんに用意し、乾いた柴に焔硝を抱きあわせて、柵...
なぜならば、冀州国中の民数戸籍を正すには、どうしても崔琰に諮問しなければ整理ができなかったからである。 崔琰は乱雑な民簿をよく統計整理して、曹操の軍政経済の資に供えた。 曹操は、彼を別駕従事の官職に封じ、一面、袁紹の子息や冀州の残党が落ちのびて行った先の消息も怠らず探らせていた。 その後、長男の袁譚は、甘陵、安平、渤海、河間(河北省)などの諸地方を荒らして、追々、兵力をあつめ、三男袁尚が中山(河北省・保定)にいたのを攻めて、これを奪った。 袁尚は中山から逃げて、幽州へ去った。