冒頭 丁峰(ていほう)とは、吉川英治『三国志』の序盤で、李朱氾の手下として登場する人物です。黄河で茶を交易した若者の顔を知る者として呼び出され、劉備をその人物だと即答します。 生涯 作中では、李朱氾が池畔に屯させてい...
一 それは約五十名ほどの賊の小隊であった。中に驢に乗っている二、三の賊将が鉄鞭を指して、何かいっていたように見えたが、やがて、馬元義の姿を見かけたか、寺のほうへ向って、一散に近づいてきた。 「やあ、李朱氾。遅かったじゃないか」...