冒頭 孫翊(そんよく)とは、江東の孫氏(のちの呉)に属する武人で、孫堅の第三子、孫策・孫権の弟として位置づけられる人物です。孫堅の正室呉氏の子として、孫策(長男)、孫権(次男)、孫翊(第三男)、孫匡(第四男)と並べて語られます...
冒頭 丹陽兵(たんようへい)とは、揚州の丹陽郡に属する兵士、または丹陽出身者を中核に編成された部隊を指す呼称です。地名を冠して「どこの兵か」を示す言い方で、同郷の結束や地縁を基盤にした軍勢として扱われます。 概要 丹...
一 孫高、傅嬰の二人は、その夜すぐ兵五十人をつれて、戴員の邸を襲い、 「仇の片割れ」と、その首を取って主君の夫人徐氏へ献じた。 徐氏はすぐ喪服をかぶって、亡夫の霊を祭り、嬀覧、戴員二つの首を供えて、 「お怨みをはらし...
一 大河は大陸の動脈である。 支那大陸を生かしている二つの大動脈は、いうまでもなく、北方の黄河と、南方の揚子江とである。 呉は、大江の流れに沿うて、「江東の地」と称われている。 ここに、呉の長沙の太守孫堅の遺子孫...
一 眼を転じて、南方を見よう。 呉は、その後、どういう推移と発展をとげていたろうか。 ここ数年を見較べるに―― 曹操は、北方攻略という大事業をなしとげている。 玄徳のほうは、それに反して、逆境また逆境だった...