越騎校尉(えっきこうい)とは 後漢の官職のひとつで、皇帝直属の近衛騎兵を率いる役職。官位としては中位にあたり、武官としての名誉と実戦力を兼ね備えていた。 役割 「越騎」は皇帝の護衛を務める騎兵隊の名で、禁軍(近衛軍)...
伍俘(ごふ)とは 後漢末の武官で、官職は「越騎校尉(えっきこうい)」を務めていた人物。吉川英治『三国志』では董卓に抗して命を落とす悲壮な忠臣として描かれる。 関連する人物 ・董卓:暴虐を振るい、伍俘の命を奪った相手。...
一 まだ若い廃帝は、明け暮れ泣いてばかりいる母の何太后と共に、永安宮の幽居に深く閉じこめられたまま、春をむなしく、月にも花にも、ただ悲しみを誘わるるばかりだった。 董卓は、そこの衛兵に、 「監視を怠るな」と厳命しておいた...