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孔明・三擒三放の事

一  孟獲は山城に帰ると、諸洞の蛮将を呼び集めて、 「きょうも孔明に会って来た。あいつは俺が縛られて行っても、俺を殺すことができないのだ。なぜかといえば、俺は不死身だからな。奴らの刃を咬み折り、奴らの陣所を蹴破って帰るぐらいな芸...

出師の巻 本文 三国志
3 days ago
毒泉

一  孟獲は自陣に帰った。だが数日はぼんやり考えこんでばかりいる。弟の孟優が、 「兄貴、とても孔明にはかなわないから、いっそ降参したらどうかね」  と意見すると、彼は俄然、魂が入ったようにくわっと眼をむいた。 「ばかをぬ...

出師の巻 本文 三国志
3 days ago
山谷笑う

一  八十余万と称えていた曹操の軍勢は、この一敗戦で、一夜に、三分の一以下になったという。  溺死した者、焼け死んだ者、矢にあたって斃れた者、また陸上でも、馬に踏まれ、槍に追われ、何しろ、山をなすばかりな死傷をおいて三江の要塞か...

本文 望蜀の巻 三国志
3 days ago
一掴三城

一  一方、孫乾は油江口にある味方の陣に帰ると、すぐ玄徳に、帰りを告げて、 「いずれ周瑜が自身で答礼に参るといっておりました」と、話した。  玄徳は、孔明と顔見合わせて、 「これほどな儀礼に、周瑜が自身で答礼に来るという...

本文 望蜀の巻 三国志
3 days ago
功なき関羽

一  難路へかかったため、全軍、まったく進退を失い、雪は吹き積もるばかりなので、曹操は焦だって、馬上から叱った。 「どうしたのだ、先鋒の隊は」  前隊の将士は、泣かんばかりな顔を揃えて、雪風の中から答えた。 「ゆうべの大...

本文 望蜀の巻 三国志
3 days ago
山越

人名 三国志
9 days ago