冒頭 伍瓊(ごけい)とは、後漢末に洛陽で董卓政権下の官人として登場する人物で、城門を管掌する校尉の職にあった者です。 生涯 董卓が朝廷を威圧して帝位廃立や政務を進める局面で、侍中の周毖、議郎の何顒らと並んで名を挙げら...
冒頭 帝位廃立(ていいはいりつ)とは、在位中の皇帝を廃して退け、別の人物を新たに皇帝に立てることです。後漢末の政局では、皇帝の正統性を左右するため、軍事権力者の専横や簒奪の意思と結びついて語られます。董卓が百官を饗宴に集め、現...
一 洛陽の余燼も、ようやく熄んだ。 帝と皇弟の車駕も、かくて無事に宮門へ還幸になった。 何太后は、帝を迎えると、 「おお」 と、共に相擁したまま、しばらくは嗚咽にむせんでいた。 そして太后はすぐ、 ...
一 その日の戦いは、董卓の大敗に帰してしまった。 呂布の勇猛には、それに当る者もなかった。丁原も、十方に馬を躍らせて、董卓軍を蹴ちらし、大将董卓のすがたを乱軍の中に見かけると、 「簒逆の賊、これにありしか」と、馳け迫って...