冒頭 焦土戦術(しょうどせんじゅつ)とは、撤退や籠城の放棄に際して、敵が利用し得る物資や施設を焼却・破壊し、占領しても補給・駐屯・統治の利を得にくくするための戦術です。 概要 焦土化の対象には、城郭・官舎・倉庫などの...
冒頭 陽平関(ようへいかん)とは、漢中へ通じる要路に置かれた関所で、魏が漢中へ侵攻する際の攻略目標、また蜀が北方からの圧力を受ける際の防衛線として扱われる地名です。張魯勢は「漢中第一の嶮要」として、ここを中心に守る方針を立てま...
一 近年、漢中(陝西省・漢中)の土民のあいだを、一種の道教が風靡していた。 五斗米教。 仮にこう称んでおこう。その宗教へ入るには、信徒になるしるしとして、米五斗を持てゆくことが掟になっているからである。 「わしの家...
一 彗星のごとく現われて彗星のようにかき失せた馬超は、そも、どこへ落ちて行ったろうか。 ともあれ、隴西の州郡は、ほっとしてもとの治安をとりもどした。 夏侯淵は、その治安の任を、姜叙に託すとともに、 「君はこのたびの...
一 (――急に、魏公が、あなたと夏侯惇のおふたりに内々密議を諮りたいとのお旨である。すぐ府堂までお越しありたい) 賈詡からこういう手紙が来た。使いをうけたのは、曹操の一族、曹仁である。 「なんだろう?」 曹仁は、洛中...