拱手傍観(きょうしゅぼうかん)とは 拱手傍観とは、手を胸の前で組んで何もせずにただ見ていること、つまり「傍らで腕をこまねいて見ている」ことを意味する四字熟語である。傍観して積極的に行動しない態度を批判的に表す場合に使われる。 ...
一 義はあっても、官爵はない。勇はあっても、官旗を持たない。そのために玄徳の軍は、どこまでも、私兵としか扱われなかった。 (よく戦ってくれた)と、恩賞の沙汰か、ねぎらいの言葉でもあるかと思いのほか、休むいとまもなく、(ここはも...
一 その後、玄徳は徐州の城へはいったが、彼の志とは異っていた。しかし事の成行き上、また四囲の情勢も、彼に従来のようなあいまいな態度や卑屈はもうゆるさなくなってきたのである。 玄徳の性格は、無理がきらいであった。何事にも無理な...