冒頭 李封(りほう)とは、吉川英治『三国志』で呂布配下の将として名が挙がる人物で、兗州に拠って曹操軍と対する際、薛蘭と並んで城を守る側の武将として描かれます。 生涯 曹操が遠征の途上で郷土兗州の情勢を聞きつけ、軍を反...
一 出稼ぎの遠征軍は、風のままにうごく。蝗のように移動してゆく。 近頃、風のたよりに聞くと、曹操の古巣の兗州には、呂布の配下の薛蘭と李封という二将がたて籠っているが、軍紀はすこぶるみだれ兵隊は城下で掠奪や悪事ばかり働いている...