冒頭 仲康(ちゅうこう)とは、魏の武将・許褚(きょちょ)の字(あざな)です。許褚は譙県(しょうけん)の生まれで、曹操に素性を問われた際みずから「許褚、字は仲康」と名のりました。 生涯 郷里で賊害が深刻化すると、一族や...
一 曹操は、さらにこう奏上して、帝に誓った。 「生を国土にうけ、生を国恩に報ぜんとは、臣が日頃から抱いていた志です。今日、選ばれて、殿階の下に召され、大命を拝受するとは、本望これに越したことはありません。――不肖、旗下の精兵二...
一 雨やどりの間の雑談にすぎないので巧みに答えをかわされたが、曹操は、腹も立てられなかった。 玄徳は、すこし先に歩いていたが、よいほどな所で、彼を待ち迎えて、 「まだ降りそうな雲ですが」 「雨もまた趣があっていい。雨...