冒頭 子義(しぎ)とは、後漢末の武将・太史慈(たいしじ)の字(あざな)です。吉川英治『三国志』では「太史慈、字は子義」と明示され、江東平定を進める孫策の前に立ちはだかる一勢力の主将として登場します。 生涯 劉繇(りゅ...
冒頭 鳳凰山(ほうおうざん)とは、長江下流域の要地である秣陵周辺に連なる山で、江東の風土と軍事・政治の舞台背景を示す地名です。吉川英治『三国志』では、長江の夜明けに鳳凰山と紫金山の稜線へ朝日が映える情景が示され、孫策が秣陵を押...
冒頭 子烈(しれつ)とは、呉の武将・陳武(ちんぶ)の字(あざな)です。陳武は盧江・松滋(現在の安徽省安慶付近)の出身とされ、同郷の周瑜と縁があって孫策の軍に合流した人物として語られます。 生涯 孫策が江東へ勢力を伸ば...
冒頭 陳武(ちんぶ)とは、江東の孫策・孫権に仕えた呉の将で、字(あざな)を子烈(しれつ)という人物です。盧江・松滋(安徽省安慶付近)の出身で、同郷の周瑜と通じ、孫軍に合流して劉繇の留守城攻略に加わったとされます。 生涯 ...
冒頭 陸康(りくこう)とは、揚州の要地・盧江を治めていた豪族出身の太守として知られ、作中では孫策が袁術配下として軍功を立てる際の討伐対象として言及される人物です。 生涯 作中での登場は多くなく、孫策が淮南で袁術に客将...
冒頭 涇県(けいけん)とは、江東(揚州)方面にある県城で、吉川英治『三国志』では孫策が秣陵を平定したのち、次の攻略目標として兵を進めた土地です。 概要 作中では涇県は「小城」とされつつ、北方に沼地がひろがり、背後に山...
一 大河は大陸の動脈である。 支那大陸を生かしている二つの大動脈は、いうまでもなく、北方の黄河と、南方の揚子江とである。 呉は、大江の流れに沿うて、「江東の地」と称われている。 ここに、呉の長沙の太守孫堅の遺子孫...
一 曠の陣頭で、晴々と、太史慈に笑いかえされたので、年少な孫策は、 「よしッ今日こそ、きのうの勝負をつけてみせる」と、馬を躍らしかけた。 「待ちたまえ」と、腹心の程普は、あわてて彼の馬前に立ちふさがりながら、 「口賢い...
一 かくて、小覇王孫郎の名は、旭日のような勢いとなり、江東一帯の地は、その武威にあらまし慴伏してしまったが、ここになお頑健な歯のように、根ぶかく歯肉たる旧領を守って、容易に抜きとれない一勢力が残っていた。 太史慈、字は子義。...