冒頭 田氏(でんし)とは、濮陽城周辺に地盤をもつ土地の富豪として描かれ、呂布・曹操の攻防で城内外の連絡や離反に関わる人物です。かつて呂布のために曹操軍へ反間の偽書を送った経歴を持ちます。 生涯 呂布が濮陽城の主となっ...
冒頭 濮陽(ぼくよう)とは、兗州(えんしゅう)方面にある城邑で、曹操軍と呂布軍が争奪する軍事拠点としてたびたび戦場となる土地です。 概要 作中では、呂布が兗州へ侵攻して勢いに乗るなかで「濮陽城の主」となり、同地が呂布の根城と...
一 出稼ぎの遠征軍は、風のままにうごく。蝗のように移動してゆく。 近頃、風のたよりに聞くと、曹操の古巣の兗州には、呂布の配下の薛蘭と李封という二将がたて籠っているが、軍紀はすこぶるみだれ兵隊は城下で掠奪や悪事ばかり働いている...
一 城兵の士気は甦った。 孤立無援の中に、苦闘していた城兵は、思わぬ劉玄徳の来援に、幾たびも歓呼をあげてふるった。 老太守の陶謙は、「あの声を聞いて下さい」と、歓びにふるえながら、玄徳を上座に直すと、直ちに太守の佩印を...