冒頭 子義(しぎ)とは、後漢末の武将・太史慈(たいしじ)の字(あざな)です。吉川英治『三国志』では「太史慈、字は子義」と明示され、江東平定を進める孫策の前に立ちはだかる一勢力の主将として登場します。 生涯 劉繇(りゅ...
冒頭 御霊廟(みたまや)とは、尊崇される人物、とくに皇帝などの「御霊」を祀るための廟(霊廟)です。吉川英治『三国志』では、後漢の光武帝の御霊廟を指す語として用いられます。 概要 「廟」は祖先や功臣・神格化された存在を...
冒頭 神亭(しんてい)とは、江東で孫策と劉繇が対陣した際に要地となる山域一帯の地名で、作中では「神亭山」「神亭の嶺」とも記され、後漢の光武帝の御霊廟がある場所として扱われます。 概要 劉繇は神亭山の南に司令部を進め、...
冒頭 神亭山(しんていざん)とは、江東方面にある山で、周囲の水陸交通と江南・江北の見晴らしに関わる地勢として描かれる場所です。 概要 作中では、山の中腹に後漢の光武帝の御霊廟が残り、頂上より下った地点から鄱陽湖と揚子...
冒頭 霊陵城(れいりょうじょう)とは、吉川英治『三国志』で、揚州刺史の劉繇が拠点とする本城として描かれる城郭です。孫策の江東攻略戦の局面で、劉繇方の防衛線が崩れたのちに敗兵が逃げ込む退却先ともなります。 概要 作中の...
冒頭 太史慈(たいしじ)とは、江東勢力の伸長期に孫策・孫権に仕え、騎射と武勇で名を知られた呉の武将です。元は東莱の人として名乗り、劉繇配下として孫策と対峙したのち、捕縛を経て孫策の幕下に加わります。 生涯 劉繇の陣中...
桃園の巻黄巾賊流行る童歌白芙蓉張飛卒桑の家橋畔風談童学草舎三花一瓶義盟転戦檻車秋風陣十常侍打風乱柳岳南の佳人故園乱兆舞刀飛首蛍の彷徨い呂布赤兎馬春園走獣白面郎「曹操」# 群星の巻偽忠狼心競う南風江東の虎関羽一杯の酒虎牢関洛陽落日賦生死...
一 牛渚(安徽省)は揚子江に接して後ろには山岳を負い、長江の鉄門といわれる要害の地だった。 「――孫堅の子孫策が、南下して攻めて来る!」 と、聞え渡ると、劉繇は評議をひらいて、さっそく牛渚の砦へ、兵糧何十万石を送りつけ、...
一 「違わぬ違わぬ」 孫策は、振向きもしない。 供の諸将は、怪しんで、 「味方の陣地は、北の道を降りるのですが」と、重ねていうと、 「だから南へ降りるのだ。ここまで来て、空しく北へ降りるのは遺憾千万ではないか。…...
一 かくて、小覇王孫郎の名は、旭日のような勢いとなり、江東一帯の地は、その武威にあらまし慴伏してしまったが、ここになお頑健な歯のように、根ぶかく歯肉たる旧領を守って、容易に抜きとれない一勢力が残っていた。 太史慈、字は子義。...