冒頭 緑林(りょくりん)とは、山野に拠って官の支配を離れ、略奪や襲撃を生業とする集団、またその世界を指す言葉で、吉川英治『三国志』では「緑林の徒」として山賊・強盗の同義で用いられます。 概要 作中では、山中に潜む武装...
一 楊奉の部下に、徐晃、字を公明と称ぶ勇士がある。 栗色の駿馬に乗り、大斧をふりかぶって、郭汜の人数を蹴ちらして来た。それに当る者は、ほとんど血煙と化して、満足な形骸も止めなかった。 郭汜の手勢を潰滅してしまうと楊奉は...