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蛟龍

蛟龍(こうりゅう)とは 中国の伝説に登場する龍の一種で、水や淵に潜み、やがて大空へ昇り雲雨を自在に操るとされた存在である。まだ世に出ていない英雄や隠れた才人を喩える言葉として用いられることが多い。 三国志における用例 ...

用語
約1ヶ月 ago
桑の家

一  涿県の楼桑村は、戸数二、三百の小駅であったが、春秋は北から南へ、南から北へと流れる旅人の多くが、この宿場で驢をつなぐので、酒を売る旗亭もあれば、胡弓を弾くひなびた妓などもいて相当に賑わっていた。  この地はまた、太守劉焉の...

本文 桃園の巻 三国志
約2ヶ月 ago
岳南の佳人

一  いっさんに馳けた玄徳らは、ひとまず私宅に帰って、私信や文書の反故などみな焼きすて、その夜のうちに、この地を退去すべくあわただしい身支度にかかった。  官を捨てて野に去ろうとなると、これは張飛も大賛成で、わずかの手兵や召使い...

本文 桃園の巻 三国志
約2ヶ月 ago
食客

一  北方攻略の業はここにまず完成を見た。  次いで、曹操の胸に秘められているものは、いうまでもなく、南方討伐であろう。  が、彼は、冀州城の地がよほど気に入ったとみえて、ここに逗留していること久しかった。  一年余の工...

孔明の巻 本文 三国志
約2ヶ月 ago
母と妻と友

一  呂布は、呂布らしい爪牙をあらわした。猛獣はついに飼主の手を咬んだのである。  けれど彼は元来、深慮遠謀な計画のもとにそれをやり得るような悪人型ではない。猛獣の発作のごとく至って単純なのである。欲望を達した後は、ひそかに気の...

本文 草莽の巻 三国志
約2ヶ月 ago
孔明を訪う

一  徐庶に別れて後、玄徳は一時、なんとなく空虚だった。  茫然と、幾日かを過したが、 「そうだ。孔明。――彼が別れる際に云いのこした孔明を訪ねてみよう」  と、側臣を集めて、急に、そのことについて、人々の意見を徴してい...

孔明の巻 本文 三国志
約2ヶ月 ago
競う南風

一  さて。――日も経て。  曹操はようやく父のいる郷土まで行き着いた。  そこは河南の陳留(開封の東南)と呼ぶ地方である。沃土は広く豊饒であった。南方の文化は北部の重厚とちがって進取的であり、人は敏活で機智の眼がするどく働...

群星の巻 本文 三国志
約2ヶ月 ago