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溯巻く黄河

一  槍の先に、何やら白い布をくくりつけ、それを振りながらまっしぐらに駈けてくる敵将を見、曹操の兵は、 「待てっ、何者だ」と、たちまち捕えて、姓名や目的を詰問した。 「わしは、曹丞相の旧友だ。南陽の許攸といえば、きっと覚えて...

孔明の巻 本文 三国志
3 days ago
狂瀾

一  本来、この席へ招かれていいわけであるが、孔明には、玄徳が来たことすら、聞かされていないのである。  以て、周瑜の心に、何がひそんでいるか、察することができる。 「……?」  帳の外から宴席の模様をうかがっていた孔明...

本文 三国志 赤壁の巻
3 days ago
赤壁の大襲撃

一  時すでに初更に近かった。  蔡和の首を供えて水神火神に祷り、血をそそいで軍旗を祭った後、周瑜は、 「それ、征け」と、最後の水軍に出航を下知した。  このときもう先発の第一船隊、第二船隊、第三船隊などは、舳艫をそろえ...

本文 望蜀の巻 三国志
3 days ago
火中の栗

――一同、その一沓音にふりかえって、誰かと見ると、零陵泉陵の産、黄蓋、字は公覆といって、いま呉の糧財奉行、すなわち大蔵大臣の人物だった。  ぎょろりと、大堂を見わたしながら、天井をゆするような声で、 「諸公はいったい何しとるん...

本文 三国志 赤壁の巻
3 days ago
逆巻

三国志 地名
9 days ago