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破軍星

一  七夕の宵だった。  城内の街々は、紅燈青燈に彩られている。  荊州の城中でも、毎年の例なので、孔明は、主君玄徳の留守ながら、祭を営み、酒宴をもうけて、諸大将をなぐさめていた。  すると、夜も更けてきた頃、一つの大き...

本文 三国志 遠南の巻
3 days ago
鴻門の会に非ず

一  建安十六年冬十二月。ようやくにして玄徳は蜀へ入った。国境にかかると、 「主人の命によって、これまでお迎えに出た者です」  と、道のかたわらに四千余騎が出迎えていた。将の名を問えば、 「孟達です」  と、ことば短...

本文 望蜀の巻 三国志
3 days ago
上・中・下

一  葭萌関は四川と陝西の境にあって、ここは今、漢中の張魯軍と、蜀に代って蜀を守る玄徳の軍とが、対峙していた。  攻めるも難、防ぐも難。  両軍は悪戦苦闘のままたがいに譲らず、はや幾月かを過していた。 「曹操が呉へ攻め下...

本文 三国志 遠南の巻
3 days ago
陣前公用の美酒

一  四川の巴西、下弁地方は、いまやみなぎる戦気に、雲は風をはらみ、鳥獣も声をひそめていた。  魏兵五万は、漢中から積極的に蜀の境へ出、その辺の嶮岨に、霧のごとく密集して、 「寸土も侵させるか」と、物々しくも嘯いていた。 ...

本文 三国志 遠南の巻
3 days ago
重慶

三国志 地名
9 days ago