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鉄桶

鉄桶(てっとう)とは 鉄で作られた桶(おけ)のことを指します。液体や穀物などを入れる容器として使われ、木桶に比べて丈夫で火にも強いのが特徴です。 また比喩的な使い方として「鉄桶のように堅固」という表現があります。軍事や政治の場面...

用語
約1ヶ月 ago
臨江亭会談

一  蜀の玄徳は、一日、やや狼狽の色を、眉にたたえながら、孔明を呼んで云った。 「先生の兄上が、蜀へ来たそうではないか」 「昨夜、客館に着いたそうです」 「まだ会わんのか」 「兄にせよ、呉の国使として参ったもの。孔明...

本文 三国志 遠南の巻
約2ヶ月 ago
玄徳冀州へ奔る

一  小沛の城は、いまや風前の燈火にも似ている。  そこに在る玄徳は、痛心を抱いて、対策に迫られている。  孫乾は冀州から帰ってきたものの、その報告は何のたのみにもならないものである。彼は明らかに周章していた。 「家兄。...

臣道の巻 本文 三国志
約2ヶ月 ago
月落つ麦城

一  進まんか、前に荊州の呉軍がある。退かんか、後には魏の大軍がみちている。  眇々、敗軍の落ちてゆく野には、ただ悲風のみ腸を断つ。 「大将軍。試みに、呂蒙へお手紙を送ってみたら如何ですか。かつて呂蒙が陸口にいた時分は、よく...

出師の巻 本文 三国志
約2ヶ月 ago
一掴三城

一  一方、孫乾は油江口にある味方の陣に帰ると、すぐ玄徳に、帰りを告げて、 「いずれ周瑜が自身で答礼に参るといっておりました」と、話した。  玄徳は、孔明と顔見合わせて、 「これほどな儀礼に、周瑜が自身で答礼に来るという...

本文 望蜀の巻 三国志
約2ヶ月 ago
虎牢関

一  ――華雄討たれたり  ――華雄軍崩れたり  敗報の早馬は、洛陽をおどろかせた。李粛は、仰天して、董相国に急を告げた。董卓も、色を失っていた。 「味方は、どう崩れたのだ」 「汜水関に逃げ帰っています」 「関を...

群星の巻 本文 三国志
約2ヶ月 ago
孟獲

一  南蛮国における「洞」は砦の意味であり、「洞の元帥」とはその群主をいう。  いま国王孟獲は、部下の三洞の大将が、みな孔明に生擒られ、その軍勢も大半討たれたと聞いて、俄然、形相を変えた。 「よし、讐をとってやる」  こ...

出師の巻 本文 三国志
約2ヶ月 ago
偽忠狼心

一  曹操を搦めよ。  布令は、州郡諸地方へ飛んだ。  その迅速を競って。  一方――  洛陽の都をあとに、黄馬に鞭をつづけ、日夜をわかたず、南へ南へと風の如く逃げてきた曹操は、早くも中牟県(河南省中牟・開封―鄭州の...

群星の巻 本文 三国志
約2ヶ月 ago