冒頭 鴛鴦殿(えんおうでん)とは、後漢の都・洛陽の内裏に属する殿舎の一つとして作中に現れる宮殿施設です。諸侯連合が焼亡後の宮城内で会合する場として用いられます。 概要 鴛鴦は一対で寄り添う水鳥を指し、宮中の建物名に用...
一 ――一方。 洛陽の焦土に残った諸侯たちの動静はどうかというに。 ここはまだ濛々と余燼のけむりに満ちている。 七日七夜も焼けつづけたが、なお大地は冷めなかった。 諸侯の兵は、思い思いに陣取って消火に努めて...