鴛鴦殿 地名 冒頭 鴛鴦殿(えんおうでん)とは、後漢の都・洛陽の内裏に属する殿舎の一つとして作中に現れる宮殿施設です。諸侯連合が焼亡後の宮城内で会合する場として用いられます。 概要 鴛鴦は一対で寄り添う水鳥を指し、宮中の建物名に用いられる場合、后宮的な連想や瑞祥の意匠を帯びることがあります。作中では「内裏の鴛鴦殿」として、宮城の中枢部に属する建築として位置づけられています。 歴史 董卓の遷都に伴う洛陽焼き討ちの後、宮城は半焼・荒廃した状態となり、諸侯は戦後処理や祭事ののち禁門周辺を見回ります。その流れの中で、半焼となった鴛鴦殿が、諸侯が酒盞を交わして散会する場所として使われています。 関連人物 袁紹を中心とする諸侯がここで集い、滎陽での曹操敗報を受けたのち、董卓追討の方針や戦況について語り合った上で別れます。また孫堅も近くに留まり、焼け跡の宮城で情勢を思量する場面につながります。 史実との違い 吉川三国志では洛陽内裏の具体的な殿名として鴛鴦殿が用いられますが、史実の洛陽宮殿の殿名・配置は資料により復元差があり、同名施設の実在は確定しにくい点が異同となり得ます。 「鴛鴦殿」登場回数 合計: 2回 0 0 0 0 1 0 桃園の巻 1 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 1 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻 「鴛鴦殿」が登場する場面 1件 珠 ――それを一万やそこらの小勢で、追討ちをかけるなど、曹操もまだ若い」 。 と、その拙を嘲笑った。 半焼となっている内裏の鴛鴦殿で、一同は小盞を酌み交わしてわかれた。 折ふし黄昏れかけてきたので、池泉の畔には芙蓉の花がほの白く、多恨な夕風に揺れていた。 諸侯はみな帰ったが、孫堅は二、三の従者をつれて、なお去りがてに、逍遥していた。 群星の巻 本文 三国志 「鴛鴦殿」を全て検索