南城
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関羽としては、何よりそれを望んでいたのである。夜が明けるか明けぬうちに、彼はもう孫乾と連れ立って、汝南へ道を急いでいた。 そして、汝南城へ行って、劉辟に対面したところ、劉辟がいうには、 。「いや、その劉玄徳どのなら、四日ほど前までここにおられたが、城中の小勢を見て、この勢力では事を成すに至難だと仰せられ――また各〻の消息も、皆目知れないので、ふたたび河北の方へもどって行かれた。まったく一足ちがい――」 。
関羽の問題が再燃したのだ) 。 と、密報を出した。 しかし、この密書を持った使いの男は、南城門の外で、馬超の部下の夜警兵に捕まってしまった。 馬超は、手紙の内容を見て、一驚したが、念のため彭義の家を訪れて、彼の容子を見届けることにした。なにも感づかない彭義は、 。