南江
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「嶺の上か。そこは」 。「頂上よりは下った中腹で、そこへ登りますると、鄱陽湖から揚子江のながれは目の下で、江南江北も一目に見わたされまする」 。「明日、われをそこへ案内せい。自身参って、廟を掃い、いささか心ばかりの祭をいたすであろう」 。
一。 江南江東八十一州は、今や、時代の人、孫策の治めるところとなった。兵は強く、地味は肥沃、文化は溌剌と清新を呈してきて、 。 小覇王孫郎 。
と、禍いの根を刈るつもりで、あくまでも追撃を加えていた。 そして、長安郊外まで来ると、都から荀彧の使いが、早馬に乗って、一書をもたらして来た。「北雲急なりと見て、南江の水しきりに堤をきらんとす。すこしも早く、兵を収めて、許都に還り給わんことを」と、ある。 そこで曹操は、全軍をまとめ、 。