大船
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「大船」登場回数
合計: 31回「大船」が登場する場面
7件一掴三城
先触れのあった日、油江口の岸には、兵船をならべ、軍馬兵旗を整々と立てて、周瑜の着くのを待っていた。 周瑜は、随員と守護の兵三千騎を連れて、船から上陸した。――見るに、陸上にも江辺にも、兵馬や大船が整然と旗幟をそろえているので、 。「案外、馬鹿にはならぬ兵力を持っておるな」 。 といわんばかりな流し目をくばりながら、趙雲の一隊に迎えられて、陣の轅門へ入って行った。
二次出師表
一。 蜀呉の同盟はここしばらく何の変更も見せていない。 孔明が南蛮に遠征する以前、魏の曹丕が大船艦を建造して呉への侵寇を企てた以前において、かの鄧芝を使いとして、呉に修交を求め、呉も張蘊を答礼によこして、それを機会にむすばれた両国の唇歯の誼みは、いまなお持続されている。 これをもって観ると、 。 魏が、街亭に勝って、蜀を退けた後、また直ちに反転して、呉と戦わざるを得なくなった理由は、ただ単に、曹休の献言や呉の周魴の巧みな誘計によって軍をうごかしたものとはいえない。
兄弟再会
その晩、山上の古城には、有るかぎりの燭がともされ、原始的な音楽が雲の中に聞えていた。 二夫人を迎えて張飛がなぐさめたのである。「ここから汝南へは、山ひとこえですし、もう大船に乗った気で、ご安心くださるように」 。 ところが、その翌日。望楼に立っていた物見が、 。
南蛮行
「私がおらなくても、四境の守りは大丈夫です。ことに、白帝城には、李厳をこめておきましたから、あの者ならば、呉の陸遜の智謀もよく防ぐでしょう。また、魏は昨年、呉へ迫って、いたく兵力大船を損じていますから、にわかに、野望を他へ向ける気力はないものと見てさしつかえありません」 。 それからいろいろ慰めて、しばしの暇を仰ぐと、後主もついに頷かれたが、傍らにいた諫議大夫の王連がまた、 。「丞相は国家の柱ともたのむ存在であるのに、風土気候の悪い南方の蛮地へ遠征されるとは、われわれにとっても心もとない...
周瑜・気死す
中央に「帥」の字の旗をたてて、明らかにそれには大都督周瑜が坐乗しているらしい。そして左には黄蓋の旗じるしが見え、右には韓当の船が並び、その陣形は、あたかも鳳翼を開くように迫ってきた。「おおっ、呉の大船隊が」 。 と、玄徳をはじめ人々がみな色を失うと、孔明は、舟手の者にすぐ進路を指揮し、 。「かねて予測されていたこと。
大号令
この実力の差をどうお考えあるか」 。「優数常に勝たず。大船常に小船に優らず。要は士気だ。士気をもって彼の隙を破るのは、用兵の妙機にある。
岳南の佳人
と、一人でどこへか立ち去ったが、ほどなく立ち帰ってきて、 。「劉大人が承知してくれました。もう大船に乗った気でおいでなさい」 。 と告げた。「劉大人とは、どこの何をしておる人物かね」 。