豎子

豎子(じゅし)とは
中国古典における蔑称で、「小僧」「小童」「未熟な若者」を意味する言葉。転じて「取るに足らない者」「愚か者」という侮蔑的な意味でも使われる。
 
意味
・本来は子供や未熟な少年を指す。
・大人が相手を罵るときに「小僧っこめ」「愚か者」といった調子で使う。
 
使い方の例
・「豎子、何を知るか」=小僧め、お前に何がわかる。
・「豎子敢えて我を辱めんとす」=小僧が私を侮ろうとするのか。
 
三国志での文脈
英雄たちが相手を見下すときによく使われる言葉。たとえば曹操袁紹などが若輩の人物を罵るときに登場する。
吉川英治三国志』でも「豎子め」といった表現で、人物の傲慢さや相手を侮る場面を強調するために用いられる。
 
まとめ
「豎子」は「未熟な者」「取るに足らぬ小僧」を指す古い蔑称で、三国志の中では人物同士の罵り合いや軽蔑の言葉として用いられる。
「豎子」登場回数
合計: 14回
0 1 2 3 5 2 桃園の巻 2 群星の巻 1 草莽の巻 1 臣道の巻 2 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 5 出師の巻 1 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前