野に真人あり
即ち、彼は王修の乞いを許し、その上、司金中郎将に封じて、上賓の礼を与えた。 幽州(冀東)の方面では、早くも、曹軍の襲来を伝えて、大混乱を起していた。 所詮、かなわぬ敵と怖れて、袁尚はいち早く、遼西(熱河地方)へさして逃げのび、州の別駕、韓珩一族は、城を開いて、曹操に降った。 曹操は、降を容れ、韓珩を鎮北将軍に任じて、さらに、并州面の戦況を案じ、みずから大兵を率いて、楽進、李典などの加勢におもむいた。 袁紹の甥高幹は、并州の壺関(河北省境)を死守して、なお陥ちずにあった。
孔明の巻
本文
三国志