鞍馬
No content available.
No content available.
やがてわが軍は、荊州に入るであろうから、その時には、城を出て、曹操の迎えに見えるがいい。――劉琮に会って、その折、なお親しく語ることもあろう」と、いった。 宋忠は、衣服鞍馬を拝領して、首尾よく荊州へ帰って行った。 その途中である。 江を渡って、渡船場から上がってくると、一隊の人馬が馳けてきた。
「目ざす成都に入城したあかつきには必ず重く賞すであろう」と、約した。 玄徳はまた捕虜の大将冷苞を説いて、 。「君に鞍馬を与えよう。雒城へ帰って、君の友を説き、城をひらいて無血に予へ渡されい。しかる後には、かならず重く用い、卿らの一門にも、以前にまさる繁栄を約束するが」 。