冒頭 王司徒(おうしと)とは、後漢末の重臣である司徒・王允(おういん)を、官職名で呼んだ呼称です。司徒は三公の一つで、朝廷の最高幹部として政務に参与する地位を指します。作中でも「司徒|王允」として登場します 。 生涯 ...
冒頭 七宝剣(しっぽうけん)とは、七宝をちりばめた装飾を持つ家宝級の名刀として作中に現れる宝剣です。王允の家に伝来する秘蔵の剣で、董卓暗殺の手段として曹操に貸し与えられます。 概要 曹操は王允に対し、董卓を刺す目的で...
一 曹操はまだ若い人だ。にわかに、彼の存在は近ごろ大きなものとなったが、その年歯風采はなお、白面の一青年でしかない。 年二十で、初めて洛陽の北都尉に任じられてから、数年のうちにその才幹は認められ、朝廷の少壮武官に列して、禁中...
一 まだ若い廃帝は、明け暮れ泣いてばかりいる母の何太后と共に、永安宮の幽居に深く閉じこめられたまま、春をむなしく、月にも花にも、ただ悲しみを誘わるるばかりだった。 董卓は、そこの衛兵に、 「監視を怠るな」と厳命しておいた...