王司徒

冒頭
司徒(おうしと)とは、後漢末の重臣である司徒王允(おういん)を、官職名で呼んだ呼称です。司徒三公の一つで、朝廷の最高幹部として政務に参与する地位を指します。作中でも「司徒王允」として登場します 。
 
生涯
董卓朝廷を威圧し、廃立などを進めて権勢をふるう中で、王允は在京の重臣として情勢を見つつ苦悶し、袁紹からも奮起を促されます 。やがて董卓打倒の具体策として、呂布を動かして董卓を討たせる計画を進め、呂布董卓討伐を誓わせます 。董卓死後は、残党掃討などの処断を指揮する立場に立ちます 。しかしその後、董卓旧部の大軍が献帝に官職を要求して迫る局面で、王允は門楼から身を投じて殺害されます 。
 
人物像
朝廷の紊乱と董卓の悪行を憂えつつも、当初は有効な討伐策を持てず苦しむ官僚として描かれます 。一方で、情勢を転じる局面では、呂布の心理を突いて董卓討伐へ導くなど、政略面で主導権を取ります 。
 
関係人物
董卓に対しては、歓待や言辞を用いて警戒を解き、帝位への野心をくすぐる形で誘導します 。呂布に対しては、貂蝉の扱いをめぐる怒りを梃子にして接近し、董卓との「養父養子」の拘束を相対化して決起を促します 。また曹操には、董卓暗殺を図るための七宝剣を貸与しています 。
 
有名なエピソード
貂蝉を用い、董卓呂布の間に争いを生じさせて両者を分断し、呂布の手で董卓を討たせる構図の中心に立ちます 。呂布董卓への義理を理由に逡巡する場面では、姓が異なることなどを挙げて心理的障壁を取り除き、討伐の誓いを引き出します 。
 
史実との違い
吉川三国志では、王允貂蝉を軸に董卓呂布を分断する計画の中心人物として具体的に描かれる一方、この貂蝉を用いた策は史実では確証が薄く、演義的要素が強い点が異なります。
「王司徒」の基本情報
総登場回数
4回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
群星の巻
最終登場
群星の巻
最も活躍した巻
群星の巻 (4回登場)
「王司徒」登場回数
合計: 4回
0 1 2 3 4 0 桃園の巻 4 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約5時間前