冒頭 公仁(こうじん)とは、後漢末から魏にかけて仕えた官人・董昭(とうしょう)の字です。董昭は勅使として曹操のもとへ赴き、自ら「董昭、字は公仁」と名乗っています。 生涯 董昭(字・公仁)は済陰定陶(さいいんていとう)...
冒頭 董昭(とうしょう)とは、後漢末の朝臣で、字(あざな)は公仁(こうじん)です。済陰定陶(さいいんていとう、現山東方面)の出身で、吉川英治『三国志』では、天子(献帝)の周辺に連なる勅使として曹操の前に現れ、出自や官歴を簡潔に...
冒頭 正議郎(せいぎろう)とは、後漢の朝廷に置かれた「議郎(参議・献策役)」系統の官職の一つで、皇帝の側近として政務上の意見を述べる立場です。 概要 吉川英治『三国志』では、勅使として曹操のもとへ赴く董昭が、自身の現...
一 出稼ぎの遠征軍は、風のままにうごく。蝗のように移動してゆく。 近頃、風のたよりに聞くと、曹操の古巣の兗州には、呂布の配下の薛蘭と李封という二将がたて籠っているが、軍紀はすこぶるみだれ兵隊は城下で掠奪や悪事ばかり働いている...
一 曹操は、さらにこう奏上して、帝に誓った。 「生を国土にうけ、生を国恩に報ぜんとは、臣が日頃から抱いていた志です。今日、選ばれて、殿階の下に召され、大命を拝受するとは、本望これに越したことはありません。――不肖、旗下の精兵二...