董昭字は公仁
冒頭
董昭(とうしょう)とは、後漢末の朝臣で、字(あざな)は公仁(こうじん)です。済陰定陶(さいいんていとう、現山東方面)の出身で、吉川英治『三国志』では、天子(献帝)の周辺に連なる勅使として曹操の前に現れ、出自や官歴を簡潔に名乗る人物として位置づけられます。
生涯
作中では、董昭は官職を正議郎(せいぎろう)とし、「三十年があいだ、いたずらに恩禄をいただくのみで、なんの功もない」と自己を抑えて述べています。 また、以前は袁紹の従事(じゅうじ)として仕えていたが、天子の還幸を聞いて洛陽へ馳せのぼり、朝廷に出仕した経緯が語られます。 曹操はその応対の中で董昭を勅使として遇し、出身地や来歴を問い、董昭は字を含めて名乗っています。
人物像
言葉少なに応じ、自己評価を低く置く態度が特徴として示されます。 その一方で、曹操の側は董昭を「人らしい人」と見つつも警戒を抱き、朝廷に属する人物が権力者の前へ現れる際の緊張関係が、董昭の存在を介して整理されています。
関係人物
史実との違い
「董昭字は公仁」の基本情報
総登場回数
1回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
草莽の巻
最終登場
草莽の巻
最も活躍した巻
草莽の巻
(1回登場)