定陶
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小人を利用して獲た功は、小人に裏切られて、一挙に空しくなってしまった。呂布は、散々に罵り吠えていたが、結局、そこで立ち往生していれば、曹軍に包囲されるのを待っているようなものである。ぜひなく定陶(山東省・定陶)をさしてひとまず落ちて行った。 かくと聞いて、陳宮は、 。「田氏を用いて、彼に心をゆるしていたのは、自分の過ちでもあった」 。
「正議郎を勤めております」 。「お故郷は」 。「済陰定陶(山東省)の生れで董昭字は公仁と申します」 。「ホ、やはり山東の産か」 。「以前は、袁紹の従事として仕えていましたが、天子のご還幸を聞いて、洛陽へ馳せのぼり、菲才をもって、朝に出仕いたしております」 。