冒頭 鄒氏(すうし)とは、張繍の叔父である張済の未亡人で、宛城に身を寄せていた女性です。曹操が宛城に入った後、その存在を知って召し出し、関係を結んだことが張繍陣営の反発と軍中の動揺を招く要因となります。 生涯 張済の...
冒頭 曹安民(そうあんみん)とは、曹操の甥で、遠征中は曹操の身の回りの役を務めた近親の従者です。 生涯 宛城に入った曹操の陣中で、曹安民は主君の側近として命を受け、城中の人物や事情に通じている立場を示します。曹操が胡...
張繡(ちょうしゅう)とは 張繡は、後漢末期の群雄の一人で、宛城(現在の河南省南陽市)を本拠とした武将である。曹操を苦しめた宛城の戦いで有名。 生涯 張繡は南陽の豪族で、董卓が長安で専横を振るった際にはその陣営に属して...
宛城(えんじょう)とは 宛城は、後漢から三国時代にかけて存在した都市で、現在の中国河南省南陽市にあたる。南陽盆地の中心都市であり、軍事的・経済的に重要な拠点であった。 歴史的背景 宛城は南陽郡の治所として栄え、後漢末...
一 今朝、賈詡のところへ、そっと告げ口にきた部下があった。 「軍師。お聞きですか」 「曹操のことだろう」 「そうです」 「急に、閣を引払って、城外の寨へ移ったそうだな」 「そのことではありません」 「では、...
一 年明けて、建安三年。 曹操もはや四十を幾つかこえ、威容人品ふたつながら備わって、覇気熱情も日頃は温雅典麗な貴人の風につつまれている。時には閑を愛して独り書を読み、詩作にふけり、終日、春闌の室を出ることもなかった。また或る...