冒頭 朱褒(しゅほう)とは、蜀の益州南部で起きた反蜀勢力の一角を担った、牂牁郡の太守として描かれる人物です。雍闓・高定らと結び、諸葛亮(孔明)の南征に対して連合戦線を構成します。 生涯 益州南部において、建寧太守の雍...
冒頭 高定(こうてい)とは、蜀の益州南方で勢力を持った越雋の首長格で、南中の動乱では雍闓や朱褒に連して蜀に敵対した人物です。孔明は当初から「高定は元来、忠義な人」「雍闓にだまされて謀反に与した」と見て、帰順の余地を残す扱いをします...
冒頭 雍闓(ようがい)とは、蜀の南方で起きた叛乱において、高定・朱褒らと結び、蜀に敵対して兵を挙げた首魁の一人です。孔明の南征では、高定を味方に引き入れて共闘しつつも、陣営内の不信を招く存在として描かれます。 生涯 ...
一 壮図むなしく曹丕が引き揚げてから数日の後、淮河一帯をながめると縹渺として見渡すかぎりのものは、焼け野原となった両岸の芦萱と、燃え沈んだ巨船や小艇の残骸と、そして油ぎった水面になお限りなく漂っている魏兵の死骸だけであった。 ...