朱褒

冒頭
朱褒(しゅほう)とは、蜀の益州南部で起きた反蜀勢力の一角を担った、牂牁郡の太守として描かれる人物です。雍闓高定らと結び、諸葛亮孔明)の南征に対して連合戦線を構成します。
 
生涯
益州南部において、建寧太守雍闓、越雋郡の高定、牂牁郡の朱褒が連携し、背後に孟獲を控える形で反蜀の態勢を整える中、朱褒もその一員として位置づけられます。
南征軍の諸策が進むと、朱褒は高定をめぐる疑心を利用する書簡を残し、間接的に味方陣営の分裂を招く存在として扱われます。孔明は朱褒の書簡を証拠として提示し、高定の動きが計略と結び得ることを示して揺さぶりをかけます。
最終的に高定は朱褒を憎み、朱褒の首をもって孔明の陣へ帰参し、朱褒は討たれたことになります。
 
人物像
朱褒は、反蜀連合の一員であると同時に、陣営内の不和や疑念を拡大させる反間の企図をもつ人物として説明され、高定に対しても警戒を促す書面を残すなど、同盟内部を牽制する動きが強調されます。
 
関係人物
雍闓とは反蜀の戦線を共にする同盟者として並記され、高定とも同じ連合に属します。
また、孔明の前で高定が朱褒への憎悪を述べ、朱褒討伐を自身の身証立てとする経緯から、高定との関係は協調よりも相互不信に傾くものとして示されます。
 
有名なエピソード
孔明高定の降参の真偽を見極める場面で、朱褒の手蹟の書簡が取り出され、高定の偽装の可能性を示す材料として用いられます。
その後、高定が朱褒の首を持参して孔明に示し、朱褒が討たれたことが確認されます。
 
史実との違い
吉川三国志では朱褒は高定に討たれて首級が孔明の陣に届けられる形で整理されますが、史実や演義では南中の反乱に関わる地方官としての位置づけや最期の描写が異なる場合があります。
「朱褒」の基本情報
総登場回数
11回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
出師の巻
最終登場
出師の巻
最も活躍した巻
出師の巻 (11回登場)
「朱褒」登場回数
合計: 11回
0 2 5 8 11 0 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 11 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約3時間前