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健啖天下一

一  黄河をわたり、河北の野遠く、袁紹の使いは、曹操から莫大な兵糧軍需品を、蜿蜒数百頭の馬輛に積載して帰って行った。  やがて、曹操の返書も、使者の手から、袁紹の手にとどいた。  袁紹のよろこび方は絶大なものだった。それも道...

本文 草莽の巻 三国志
3 days ago
破瓶

一  最後の一計もむなしく半途に終って、それ以来、呂布は城にあって、日夜悶々と、酒ばかりのんでいたが、――その呂布を攻め、城を取囲んでいる曹操のほうにも、すでに安からぬ思いが濃かった。 「この城を囲んでからも六十余日になる。しか...

臣道の巻 本文 三国志
3 days ago
奇計

一  そこを去って、蕭関の砦を後にすると、陳登は、暗夜に鞭をあげて、夜明け頃までにはまた、呂布の陣へ帰っていた。  待ちかねていた呂布は、 「どうだった? ……蕭関の様子は」と、すぐ糺した。  陳登はわざと眉を曇らして、...

本文 草莽の巻 三国志
3 days ago
煩悩攻防戦

一  呂布は、櫓に現れて、 「われを呼ぶは何者か」と、わざと云った。  泗水の流れを隔てて、曹操の声は水にこだまして聞えてきた。 「君を呼ぶ者は君の好き敵である許都の丞相曹操だ。――しかし、君と我と、本来なんの仇があろう...

臣道の巻 本文 三国志
3 days ago
泗水

三国志 地名
9 days ago