葛陂 地名 冒頭 葛陂(かつは)とは、吉川英治『三国志』に出る地名で、堤がある水辺の地として示されます。黄巾の残党の賊将・何儀が敗走の途上、この「葛陂の堤」を伝って逃げる場面に現れます。 概要 作中では、賊将を追う戦闘の流れの中で、地形上の目印として用いられます。何儀が葛陂へ逃げ込むと、山間から旗印も持たない一隊が急に出現し、その先頭の壮士が路を塞いで何儀を捕らえ、降兵を従えて引き揚げようとします。 関連人物 この地点では、何儀を追って来た典韋が壮士に呼びかけ、賊将の引き渡しを求めたことから、両者の一騎討へ発展します。 史実との違い 吉川三国志での葛陂は、演義で許褚の初登場と結び付けて語られることの多い「葛陂」の系譜に沿う配置で、具体的な地理説明より事件の結節点として扱われます。 「葛陂」登場回数 合計: 1回 0 0 0 0 1 0 桃園の巻 1 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻 「葛陂」が登場する場面 1件 牛と「いなご」 この漢、なかなか勇猛で、曹洪も危うく見えたが、逃げると見せて、急に膝をつき後ろへ薙ぎつけて見事、胴斬りにしてようやく屠った。 李典は、その間に、駒をとばして、賊の大将黄邵を、馬上で生擒りにした。――もう一名の賊将、何儀のほうは、二、三百の手下をつれて、葛陂の堤を、一目散に逃げて行った。 すると、突然―― 。 一方の山間から旗印も何も持たない変な軍隊がわっと出て来た。 群星の巻 本文 三国志 「葛陂」を全て検索