虎豹騎
冒頭
虎豹騎(こひょうき)とは、曹操政権が有した精鋭騎兵の呼称で、近衛・先鋒として運用されたとされる部隊です。吉川英治『三国志』では「虎豹騎」の語そのものは前面に出にくい一方、曹操が「精鋭中の精鋭」を選んで親衛隊とした虎衛軍(こえいぐん)という表現で、同種の精鋭・直属兵力の性格が説明されています 。
概要
名称の「虎」「豹」は猛獣になぞらえた軍の威勢を示し、「騎」は騎兵を意味します。戦場では機動力と突撃力を活かし、主将直属の切り札として、敵将の捕捉、戦線の崩し、退却時の殿などを担う位置づけに置かれました。
作中で曹操は大軍調練の場において、虎衛軍五万や槍騎隊などを整列・展開させる軍容を誇示しており、精鋭部隊を中核に据えた魏軍編成の一端が描かれます 。
意味
虎豹騎は制度名というより、選抜された強兵を猛獣に比した呼び名に近く、同様の文脈で虎衛軍が「常に親衛隊」として置かれたこと、またその「精鋭中の精鋭」という選抜性が語られています 。この種の直属精鋭は、主将の威信と安全を支える軍事的基盤でもありました。
関連人物
史実との違い