橋玄

橋玄(きょうげん)とは
後漢末の名士で、字は公祖(こうそ)。名望の高い人物で、若き日の曹操を見抜き評価したことで知られる。
 
生涯
橋玄は冀州安平の出身。学識と人格に優れ、地方官や朝廷の役職を歴任した。特に清廉で正義感が強く、当時の士人の間で大きな尊敬を集めていた。
若き曹操が挙州刺史に任じられるとき、橋玄は彼を推薦し、「天下を救う器」と見抜いていた。
後漢末の宦官専横や董卓台頭の混乱期にあっても私利私欲に走らず、名士としての立場を保ったが、やがて病没した。
 
人物
高潔で名望を誇り、当時の「名士」の代表格のひとり。権力者に迎合せず、清廉な政治を志したと伝わる。
 
関連する人物
曹操:橋玄が高く評価した若者。「曹操は必ずや乱世を治める器」と語った逸話が残る。
後漢の士大夫たち:彼を尊敬し、名士として仰いだ。
 
有名なエピソード
橋玄は曹操を推挙する際、「治乱の才がある」と見抜いたとされる。この慧眼は後世、「橋公祖の識見」として称えられた。
 
吉川英治三国志での扱われ方
吉川版でも、橋玄は若き曹操を世に推す名士として描かれる。その登場は短いが、曹操の将来性を早くから見抜いた人物として、物語に重みを与える役割を担っている。
「橋玄」の基本情報
総登場回数
2回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
桃園の巻
最終登場
桃園の巻
最も活躍した巻
桃園の巻 (2回登場)
「橋玄」登場回数
合計: 2回
0 0 1 1 2 2 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前