芥の如き大軍

芥の如き大軍(あくたのごときたいぐん)とは
 
「芥(あくた)」とは塵やごみ、取るに足らないものを指す言葉である。「芥の如き大軍」とは、どれほど大軍であっても塵芥のように価値がない、取るに足らないものだという比喩的な表現である。
 
三国志における用例
 
吉川英治三国志』では、英雄が己の決意や覚悟を示す場面でしばしば誇張的に使われる。たとえ数十万の軍勢を相手にしようとも、正義や義によって戦う者にとっては塵に等しい、という気概を示す言葉である。
 
言葉の背景
 
この種の表現は中国古典に多く見られ、儒家や兵法の文脈で「大軍を恐れず」「正義ある者は万人に勝つ」といった思想と結びついている。「芥の如し」という比喩は、三国志演義やそれを翻案した文学作品でも英雄豪傑の豪語として用いられている。
 
まとめ
 
「芥の如き大軍」とは、敵の大軍をまるで塵のように恐れないという決意を表す言葉であり、三国志の登場人物の気迫を象徴する表現である。
「芥の如き大軍」登場回数
合計: 1回
0 0 0 0 1 0 桃園の巻 1 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前