蒋済

冒頭
蒋済(しょうさい)とは、魏の政権で丞相府の主簿を務め、軍議の場でも発言して献策に関わる文官です。吉川英治三国志』では、司馬懿と並んで会議に列し、対呉外交をめぐる論に加わります。
 
生涯
作中での蒋済は、関羽の北進と魏軍の敗勢を受けた魏王宮の大会議に登場し、戦局打開のため呉に働きかける策を支持します。司馬懿が、孫権関羽の背後を衝かせるべきだと論じると、蒋済もまたこれに同調し、呉へ急使を派して屈辱を雪ぐべきだと述べています。
 
人物像
主簿として政務実務を担う位置にありつつ、戦争の帰趨を左右する外交策にも踏み込み、集団の意思統一を促す発言をする人物として置かれます。于禁との私的な交友を口にし、敗戦の衝撃と責任感を結びつけて意見を強める点に特色があります。
 
関係人物
司馬懿とは同じ会議の場で策を論じ合う関係として描かれ、蒋済は司馬懿の献策を「金玉の言」として支持します。
于禁とは「三十年来の友」であったと述べ、于禁の失敗を自らの痛みとして語ります。
 
有名なエピソード
関羽に押された魏が遷都説まで出る中、司馬懿が「呉を説いて、関羽のうしろを突け」と論じたのに対し、蒋済が友人于禁への言及を交えつつ、対呉使節の派遣と魏の屈辱回復の一致協力を主張する場面がある。
 
史実との違い
史実の蒋済は魏の中枢で政務・軍政に関与した重臣として知られるのに対し、吉川三国志では関羽戦をめぐる会議での発言者として、主に局面転換のための意見を述べる役割に整理されていることがある。
「蒋済」の基本情報
総登場回数
2回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
出師の巻
最終登場
出師の巻
最も活躍した巻
出師の巻 (2回登場)
「蒋済」登場回数
合計: 2回
0 0 1 1 2 0 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 2 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約8時間前