豹頭猿臂

豹頭猿臂(ひょうとうえんぴ)とは
 
「豹のような頭、猿のような腕」という意味の中国の形容表現で、勇猛な武人の異相を示す言葉。力強さと俊敏さをあわせ持った人物の体格を描写する。
 
三国志における用例
 
三国志関連の文献や物語では、とくに呂布典韋といった猛将の容貌・体格を形容するときに登場することがある。吉川英治三国志』でも、異相の豪傑を強調するための言葉として使われている。
 
言葉の背景
 
豹は俊敏で獰猛な動物、猿は敏捷で腕力に優れる存在とされ、それらを組み合わせることで「人間離れした豪傑」を表現する。中国の古典的な人物描写にしばしば見られる比喩であり、勇将や豪傑の迫力を際立たせるために用いられた。
 
まとめ
 
豹頭猿臂とは、猛将の異様な強健さを強調する古典的な修辞表現であり、三国志の武人たちの豪胆さを一目で伝える描写である。
「豹頭猿臂」登場回数
合計: 1回
0 0 0 0 1 0 桃園の巻 1 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前