銭料使
冒頭
銭料使(せんりょうし)とは、銭や兵糧など軍政に要る財用を取り扱うために置かれた官職名です。許都の整備とともに曹操が幕府的な政権運営を進める過程で、配下の人材を諸官に配していく叙任の一つとして見えます。
概要
作中では、曹操が許都の官制や都市機能を整え、旧臣を列侯に封じ、荀彧・荀攸らを要職へ据えていく人事の列挙の中で「催督は、銭料使に」と記されます。 ここでの「銭料」は、軍や政権を動かすための金銭・食糧を含む財源一般を指す語として理解でき、銭料使はそれを担当する実務官と位置づけられます。
意味
「使」は職名の一部で、特定の事務を専掌する官を表す用法です。銭料使は、徴発・収納・支出や、軍需としての糧秣の調達・配分など、財用をめぐる実務を担う役として置かれたとみられます。作中でも、曹操政権が「軍師、謀士」や将軍・校尉と並べて官職を整える流れの中に置かれ、軍事と財政が一体で運用されていることを示す官名になっています。
関連人物
催督(さいとく)が銭料使に任じられた人物として挙げられます。
史実との違い